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音楽の事を少し考えようコーナー
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(おたまじゃく紙 第81号付録)

いきなり宿題の答
 上の文字サークルはADNのアルファベット3文字を連続的に円形に置いた
ものです。どの文字から読みはじめても良いのです。さあ、あなたならどう
読みますか。
1 dan     2 and    3 nda

※一拍分を一つの言柔を言うときの子音と母音の振り分けとして考えてください
 さて、アフリカ型とは、Nを先に言う形です。nよりdaの時の方が音量が大き〈なりま
せんか。つまり、後拍のdaの方に強拍が来る事になります。
 右図は黒人音楽のバックビートの読み方に
当たります。最近、郷ひろみが、車のCMで
「ゴオー、ゴオー、ゴオー、ゴオー、」
と言うのをやっていますが、良〈聞くと
「ンゴォー、ンゴォー、ンゴォー、ンゴォー、」
と聞こえる気がします。
 これもバックビートです。あるいはそう聞こえる
人はバックビートな人と言えるかも知れません。
 J-popを含めて世界のポピュラー音楽のほとんどすべてはこのビートによって成立し
ています。ガーシュイン、フォスター、バーンスタイン等、クラシックや、今流行りのゴス
ペルも、アメリカの音楽の原点はこのビートを抜きには語れません。
 DAN型の日本人が、バックビートの苦手なのは、無理からぬ事と言えます。けれど
も、是非バックビートをマスターしたい人は、ンダ、ンダ、ンダ、と言いながら膝を叩いて
ポップな曲を聞いてみてください。それが、多分?バックビートです。
 ただし、後拍の部分だけが大切なのでは無く、頭のnの拍頭があるからこそ成り立つ
リズムです。どんなにビートの効いたリズムでも必ず、頭の拍は有ります。daの部分とn
の部分の強弱の相対的な関係から考えた方が理解しやすいと思います。

※膝を叩いている手のリズム(n)が音楽を進めて行〈リズム、手が空中で止る時(da)がバックビートに
 当たります

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