審査員名
|
講 評
|
小林史子先生
(声楽家)
|
《課題曲》
やわらかい美しい声でした。f(フォルテ)をしっかりとばし、ていねいにp(ピアノ)を聞かせると良い。
《自由曲》
子音のさばきが悪い。母音をたっぷり出し、子音は飲んじゃっているので前にもって来る。いろんな歌い方がありますので一概には言えませんが、おじさん・おばさんの声ではなかったですよ。
|
谷鈴代先生
(合唱指揮者)
|
《課題曲》
・ 良く歌えていますが、メンデルスゾーンはもっと楽しく、ダイナミックに歌ってください。
・ ドイツ語が問題です。 ドイツ語に一生懸命といった感じですが、ドイツ語に聞こえないので、もっと子音を立てて、言葉に余裕を持ってください。
《自由曲》
・ これも良く歌えています。最初の6月の出だしの、「太陽が一杯」は大変良かった。
・ しかし、9月、12月と進むにつれて、しりつぼみでどんどんトーンがダウンしてしまって残念だった。
・ 12月の出だしの「はつゆきだ」は大きすぎる。 6月の出だしとほとんど同じ大きさで、表現として、もったいなかった。
・ 各パートとも全3曲を歌い切れていなかった。特にソプラノのピッチが下がり気味で、聞き苦しい。
・ もっと歌いこんで、余裕をもってください。
・ 全部を、さらにレベルアップすることはなかなか難しいので、パート毎に重点課題部分を決めて、そこを徹底的に練習して、全体として補い合ってください。そして全体をもっともっと歌い込んでください。
|
中田直宏先生
(作曲家)
|
全体としてはハーモニーは良い。
表現がおとなしく、平板な感じがする。
相手に伝える表現を、
原因は
女声の方に声量と声の伸びが無い。
特にソプラノ高音の発声が悪い。
フレーズの最後の処理がまずく、音がぼやける。(全体です)
最後までしっかり良い発声をしてください。
対策としてはしっかり発声訓練をして、改善してください。
自由曲について聞いてみました。
曲の変化が少なくて表現が難しい。
もっとデフォルメをしないと聴衆に伝わらないかも。
|
西岡茂樹先生
(合唱指揮者)
|
《課題曲》
譜面どおりでありまだ歌になっていない。自由曲みたいに歌えるとよい。
《自由曲》
表情がよくあらわれており、声もよかった。
ただ年齢層のひろい合唱団なため選曲を考えたほうがよいとのことです。
|
水野 みか子 先生
(評論家)
|
《課題曲》
・開口一番、「課題曲が課題ですね」と言われました。
・ この合唱団なら、もっと声が出るはず。
・ ドイツ語に戸惑っているように感じた。
・ ドイツ語で歌っても、意味を伝えることが出来るように。
・ この課題曲は、侮ってはいけません相当の難曲です。
《自由曲》
6月: もっとノリを良く。
9月: サラっと歌いすぎ。
12月: 音程が下がり気味。
全体に作曲者、作詞者のユーモアのセンスが出せていない。 |