♪ T.C.A.会報   2002.4.12 第94号(臨時早期発行)
5月行事予定
 5月 3日(金) 定期練習 勤労福祉会館
   10日(金) 総会 佐奈川公民館
   12日(日) 強化練習(13〜17時) 佐奈川公民館
   13日(月) ボイス・トレーニング 佐奈川公民館
   17日(金) 定期練習 勤労福祉会館
   24日(金) 定期練習 勤労福祉会館
   26日(日) 強化練習(13〜17時) 勤労福祉会館
   27日(月) ボイス・トレーニング 佐奈川公民館
   31日(金) 定期練習 勤労福祉会館
★ 5月、6月、7月はパート練習(音取り)はありません ★
 桜も散り、新緑の季節となりました。いよいよ合宿です。青島先生の委嘱作品もできてきます。さあ、頑張りましょう。
強化合宿について
  ◇日時:4月27日(土)午後から28日(日)夕方まで
  ◇場所:新城観光ホテル
  ◇詳しくは合宿委員より別途連絡があります。
  ◇役員の方は、28日合宿終了後に役員会があります。
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ホームページ開設1周年!
 昨年4月1日より正式公開を開始した「豊川コール・アカデミー」ホームページは、延べ4,000人以上の方々に訪問していただき、お陰様で開設1周年を好調に迎えることができました。今後ともどうぞよろしくお願いします。   
(HP管理人)
岡崎高校、岡崎混声の演奏会に行ってきました
voice_man
 どうして、名古屋で演奏会をするのかと、思ってる人も、会場の音のなりのよさに驚いた事と思います。岡崎での演奏会では不可能な音の鳴りが、随所にあって、微妙な倍音の重なり合いがとても心地の良い演奏会でした。
 個人的には、第一ステージが好きです。音の広がり方とか、密集性とか、とにかく難しい曲を、丁寧に音を拾い集めて、音楽の流れの中に埋め込んでゆく作業が、難解な曲に微妙な色付けをもたらすと、みんなの歌っている場所からかげろうのようにハーモニーが立ち上がっていく。音楽なのに、抽象画の絵のような映像がそこに現れたように思いました。
 それから、最も顕著な例として言えば、第三ステージの大伴家持の歌で表現されたような、音楽に合った発声表現の具現化にもこの会場は役立っていると思いました。美しいハーモニーと、朗々たる和歌の調べ。この一見合いそうもない、お互いに微妙な関係にある二つの個性が、ハーモニーのカンバスに黒々と墨絵を描く(あるいは、和紙の、金銀箔をちりばめた色継紙に、和歌を墨書した)ように感じられて、感動しました。立ち上がるハーモニーの感覚がなければ、この感動は得られないと思いました。残念ながら、岡崎の市民会館では得えられないものに思えます。立ち上がるハーモニーの最も良い部分の上のほうの倍音が岡崎では聞こえません。
 それにしても、曲によって様々に表現を変え、発声を変え、凄いとしかいえない演奏会でした。先生の要求に答えられる団員の力量と、どんどん進化する先生に感動しました。
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 ここまでは、ホームページに書いた内容です。
 さて、コールアカデミーの皆さん、僕たちは果たして、先生のこの音楽的な内容について、ちゃんと把握しているでしょうか。どんどん進化する先生に比べて、まったく進歩のない人、あるいは、少なくとも自分は進歩するために努力しているのかどうか、あらためて考えてみてください。もちろん、僕も含めてです。 指揮者講習会に参加させていただいて、先生の言われる音楽の意味が少しずつ解かってきました。もちろん、僕はへぼですが、へぼはへぼなりに。
 新しい音楽の考え方や、音楽の理解の仕方は、やっぱり、新しい現場を体験する事だと、思います。

 いい演奏を聞いたり、音楽的な体験を少しでも増やそうとしているでしょうか。改めて皆さんに問いたい演奏会でした。
 
※ 今回は寄稿者の方の要望により「おたまじゃく紙94号」発行を2週間早めました。

 (編集担当:.管理人.)