♪ T.C.A.会報   2005.2.25 第128号
 3月行事予定
 3月 4日(金) 定期練習 勤労福祉会館
   11日(金) 定期練習 勤労福祉会館
   12日(土) パート練習(音取り) 佐奈川公民館
   14日(月) ボイス・トレーニング 佐奈川公民館
   18日(金) 定期練習 勤労福祉会館
   25日(金) 定期練習 勤労福祉会館
   28日(月) ボイス・トレーニング 佐奈川公民館
★ 勤労福祉会館の和室は、練習に使えないことがあります ★

「合唱講習会」名言集

テノール/佐奈川文庫

 当TCAに入団して半年余、最も新しい団員として、県合唱連盟主催の合唱講習会(2月6日、朝日ホール、名古屋市)に行かせてもらいました。もちろん、合唱講習会など、初めての経験です。午前中は女声編、午後は混声編でしたが、午後の部だけに参加しました。

 混声編の受講曲は、「夢みたものは」(木下牧子)、「雪の窓辺で」(三善 晃)、「四月の風」(松下 耕)の3曲です。講師の清水敬一先生は、なかなか面白い方で、とても楽しくて、素晴らしい講習会でした。

 当日の合唱指導の技術的な内容は、文章で紹介するのは難しく、とても小生の任ではありませんので、ここでは耳に残った清水先生の名言の数々を、迷言(?)も含めて、おおむね時系列でご紹介させていただきます。

 先生の独特の口調を、書き言葉に翻訳する過程で、勝手に語順や語尾を変えましたので、会場で聞いた印象とは、ちょっと違ったものになりましたが、ご容赦ください。


【印税の使途】楽譜のご購入、有難うございます。午前中は、さらに私にとって福のある楽譜を使っていただきました。午前中の楽譜を使っていただくと、協会でなく私個人が潤います。[「売切れました」、主催者席から惠子先生の声]/楽譜が売れても、全部ローンに消えてしまいます。名古屋もそうですが、琵琶湖(滋賀県)は地面(地価)が高いですから。

【白い日傘】近頃、日傘は、みんな黒いのを差していますね。絵的には、どうなのでしょうか。日傘は白いのを回して欲しいものです。太宰 治の「満願」は、やばい小説ですが、最後の数行は、白い日傘(パラソル)がこうくるくると回って、「上手すぎて臭いぞ」というぐらいのものです。

【ピアノの先生】ピアノは、いい先生に就けるといいですよ。娘(中学1年)は、小学校2年ぐらいの時にピアノを始めましたが、もう3年ぐらいでぼくより上手くなりました。ぼくとかみさんと二人で、「ぼくらも、習いたいよね」と、話をしています。

【微妙に低い】正しい音(100)があるとして、微妙に低い音(99)というのは、目標に近づいたという努力は買いますが、どてっと(極端に)低い音(80)よりも、罪が深いのです。ちゃんとしているか、大きく違うか、どちらかにしてもらいたいものです。

【聞こえない音】音楽って、演奏する音が、全部聞こえなくてもいいのです。聞こえない音を、どのように上手く書くかは、作曲家の腕なのです。

【サブリミナル】今の演奏は、絶対、サブリミナルに素晴らしいと思いましたよ。「何がよかったか分からないけど、心を打った、心の深いところに響いた」と言ってもらうと、この歌い方のお陰だと、ぼくなんか信じてしまいますよね。

【合唱の黄金律】テノールが先に表現して、他のパートがそれについて行くというのが、「合唱の黄金律」ですね。

【悲しみとの出逢い】子どもには、悲しいことに出逢ってもらわないと困りますよ。悲しいことに出逢わない人間なんてダメですよ。そして、悲しいことに出逢ってこそ、いろいろ云々かんぬんがあるのです。皆さんが悲しい目に逢うのを、親御さんは嫌だなあと思いながら、でも悲しいことに出逢わない訳にもいかないし、辛いところです。

【親があっても】親なんて、子どもの前で迷って見せることぐらいしかできないものです。「親があっても子は育つ」とよく言いますが、言わないかな。親は子どもに、邪魔ばかりしていますが、ダメな親が子どもの前で迷って見せるぐらいがいいと思います。

【敵か味方か】まだまだ攻略しなければならない敵が、2曲も残っていますから、……。いやいや敵ではなくて、味方です。

【一番好きな音楽家】ちなみに、音楽家は、もちろんバッハやモーツアルトも好きですが、すべての音楽家の中で三善 晃が一番好きです。全部入れても、ドビュッシーを入れても、ビートルズを入れても、三善 晃が一番好きです。ですから、ぼくの音楽家における三善は、哲学者におけるニーチェです。哲学者はいろいろ好き嫌いがありますが、まあ大体みんな面白いから好きです。

【自分でも分からない】少なくともぼくは、いろんなことを、わけが分かって言ってはいません。こうやりたいからこうやってくださいと、一応、形式的には合唱団にお願いをしていますが、自分が何をやりたいのか、自分ではっきりと分かっているわけではありません。胸を張って言います。これはこうするのが良いかどうか、そのわけを説明しようとする気は、はっきり言って毛頭ありません。

【イタリア人の日本語】イタリア人だと、スパゲッティ、イタリアーノ、オカチメンコとかそういうの、日本語にすると割りとはっきりします。だから、イタリア人の日本語は分かり易いという話を、午前中にちょっとしました。

【6匹目のトリ】三善 晃、1933年生、今年は年男です。「新春から6匹目のトリ(酉)と遊んでいます」と、ぼくに来た今年の年賀状に書いてありました。72歳ですね。

【形容詞が後】ラテン語族は、イタリア語でも、フランス語でも、ラテン語でも、形容詞が後にきますね。「口、開ける(B.O.)」、「口、閉じる(B.F.)」というわけです。したがって、B.F.は、ボーイ・フレンドではありません。

【ヤクザの口上】「手前、生国(しょうごく)と発しまするは、…」という口上が、ぼくも詳しくは知りませんが、昔の日本にはありました。そういう口調にならないようにといわれても、それがどういう感じなのかが分からないので、皆さんは困りますよね。

【今年もいろいろ】ぼくも頑張って、今年中は生きているようにしますから、今年が終ったときに、「今年もいろいろありました」と、遠くにいても思い合えるといいですね。

【長い音符】長い音符が、その長さよりすこし長くなることは、起こり勝ちなことです。長い音符には、ちょっと気をつけましょう。

【やまだかつて】ここはアルトの下(のパート)が旋律なので、主役感をもって歌ってください。アルトの下にメロディーがくるなんて、合唱史上「やまだかつて(未だ甞て)」なかったことですが、晴れの舞台に「私たちアルトでは似合わないわ」などと思わないことです。
 
アンサンブル大会を終えて

アンサンブル大会お疲れ様でした。各班の代表の方に感想を書いていただきました。

1班「ああ そや そや」
各々、色んな事情があり、少々無理をしながらも、全員で楽しく歌うことができました。
たくさんのご好評は、紳士に受け止め、今後に役立てて行きたいと思います。何よりも家族と団の皆様の思いやりと優しさに感謝いたします。どうもありがとうございました。(N)

2班「八福人」
アンサンブル大会は2回目の私には、全てが新鮮で興味深く、研鑽(けんさん)の場であった。また新たな人とのつながりが、CA(コールアカデミー)をより楽しいものにしてくれるだろう。“みんなちがって、みんないい”帰りの途中で、この言葉が浮かんだ。(K)

3班「SEA'S_HUMS」
終了後、Y君から歳の話が出て「あーそうだった」とすっかり自分の歳を忘れメンバーの熱心さに煽られて歌に熱中しておりました。また丁度その折に回覧されて来たハーモニー誌冬号の「サバせんせいの発声上達ひとくちメモ」を目にし、アンサンブル大会の意義を感じながら過ごした二ヵ月間でした。メンバーの皆さんご苦労様でした。(H)

4班「ドジ ワーグナー 合唱団」
初回の練習から 皆スンナリ溶け込んで「ちょっと イイカンジ 」 チームの紹介の原稿 当日のあいさつ この原稿も全てジャンケンでリーダー無し 練習中 録音したものを聞いた時も 他人へのダメ出しより 自分の歌の反省材料を見つけ出し 各自でピアノをたたき 各自で歌って確かめていくという姿勢がチーム全体にあって 皆んな のびのびやっていました。当日は最後の出番になりド緊張しましたが皆さんから たくさんのお褒めのお言葉をいただき メンバー一同うれしいかぎりでした。来年もこのメンバーでやれたら幸せ!!ってちょっと思っちゃいました。(M)

5班「ハウルズ」
「あー、終わっちゃって残念!」と言うのが今の思いです。私にとって今回のアンサンブル大会は、あこがれの方々と一緒に歌えるワクワク感と、自分が皆さんに迷惑をかけてしまうのではないかと言う恐怖感が入り混じって、いつもドキドキしていました。本番はその、絶頂が来てしまい足は震えるは、心臓は口から出そうになるはで、もう情けないかぎりです。本番の演奏はちよっと納得する出来ではなかったかも知れませんが、このメンバーで歌えたことが嬉しいです。でもやっぱり、もう一度このメンバーでリベンジしたいです。(O)

 (編集担当:.佐奈川文庫.)