♪ T.C.A.会報   2004.7. 2 第120号
 7月行事予定
 7月 2日(金) 定期練習 勤労福祉会館
    4日(日) 強化練習 13:00〜17:00 勤労福祉会館
    9日(金) 定期練習 佐奈川公民館
   11日(日) 強化練習 13:00〜17:00 佐奈川公民館
   12日(月) ボイス・トレーニング 佐奈川公民館
   16日(金) 定期練習 勤労福祉会館
   18日(日) 強化練習 13:00〜17:00 勤労福祉会館
   23日(金) 定期練習 勤労福祉会館
   24日(土) 定期演奏会リハーサル 豊川市文化会館
   25日(日) 第22回定期演奏会 本番 豊川市文化会館
   26日(月) ボイス・トレーニング 佐奈川公民館
   30日(金) 定期練習 勤労福祉会館
★ 勤労福祉会館の和室は「さつき」のみのため和室での練習はできません ★

恵子先生お昼のTV単独出演!!

 去る6月10日、ご存知のように惠子先生がNHKの「さらさらサラダ」に出演されました。岡崎高校コーラス部の合唱オリンピック出場に関する番組だったのですが、そこには惠子ワールドが溢れていたように思われました。まず、先生の笑顔、最近のTV番組でこのような笑顔と楽しそうに話す様子は「徹子の部屋」以上だったと感じましたし、見ている人々を楽しくさせる話法はファンの一人としてワクワクしてしまいました。
 途中の発声実践はもうスタジオを離れ、練習場そのものでしたし、指導内容で生徒を頼もしく語る言葉は「音楽が大好き!生徒が大好き!」という惠子先生の愛情が強く感じられました。(会場にK.A.さんとM.S.さんがいたような?)7月の合唱オリンピック(ドイツ、ブレーメン)の準備不足を嘆く様子は飾らない表情が見られました。楽しい15分でした。

(pochi)
混声合唱組曲「花の祈り」について
近藤惠子

 第16回国民文化祭高崎市実行委員会「ぐんまの詩〜明治から平成へ」の第3部「昭和から平成」として委嘱され、2001年11月11日、群馬音楽センターにて、国民文化祭「合唱の祭典」で初演されました。
 作曲の池辺晋一郎氏については、テレビ出演も多くご存知の方も多いと思います。軽妙な語り口の音楽解説は、音楽に関心のない人をもひきつける、人間味溢れる方です。池辺氏の作品は第4回定演の「六つの子守歌」で経験しましたが、現代人の様々な悩みやストレスを暖かく包み、癒してくれるような素敵な曲でした。さて、今回の「花の祈り」は?
 作詩はあの星野富弘氏です。わが団では第19回定演の「花に寄せて」(新美徳英作曲)演奏の際にも紹介しましたが、脊髄損傷のために一瞬にして手足の自由を失い、生きる希望も見失った時、母上の献身的な看護を受けるうちに、今まで見えなかった、ひっそり咲いた草花や木の、けなげな生命力や優しさに気付かされ、その感動を口にくわえた絵筆で一枚、また一枚と描いていくうちに、星野氏自身が生きる希望を見出しただけではなく、多くの人の心を打ち、何冊もの詩画集として出版されるに至りました。
 今回の「花の祈り」の4篇の詩について、作曲の池辺氏は曲集巻頭言で、「何れもシンプルだがやさしくナイーブな魅力に溢れている。葉にも花にもある種の人格が備わり、美しい色彩と香りが満ちている。僕は作曲を存分に楽しんだのである」とあり、「星野さんの詩により書いた作曲家の仲間に僕も入れる、ということが嬉しかった」と嬉々として作曲に取り組んだ様子が述べられています。

 T芽生え  Uみどりの葉っぱ  Vふるさとの匂い  W風の中へ

この4曲のすべてに、素朴な生命力が溢れています。小さな芽はやがて緑の葉となり、大地―ふるさとであり母であるーから愛という栄養をもらい、王様でなく、野の花のようなさわやかな生き方を選ぶ、というものです。我々は今、花の、そして人への大きな願いと祈りに満ちたこの歌を歌うことのできる喜びをかみしめています。皆様にもこの喜びを共有して頂けるよう、心をこめて歌います。 (定演パンフレット掲載予定原稿から)

《連絡》
 とよかわNPOセンターのホームページに定期演奏会の紹介がされています。 アドレスは 
www.toyokawa-hot.comです。

《演奏会記録係より》
  定演録音注文は7月11日までに記録係までにお願いします。 
 (編集担当:.pochi.)